Field-dependent heat transport in the Kondo insulator SmB6
を読みながら、後から思い出せるようにメモしておく。
この実験でTaillefer group は、70mK,15Tの条件まで実験したが、熱伝導率は k/T → 0 (T→0) となり、フェルミオン励起は見つからなかった。
先行研究とは異なり、k(T)の大きな磁場依存性がみられた。
これには磁気励起(マグノン、スピノン)が熱を伝えてる可能性と、フォノンが磁場依存する物によって散乱される可能性があるが、この論文では後者を支持している。
SmB6
T=40K以下で近藤ギャップを開けて絶縁化する→ρ のプラトー
Smに欠け(vacancy)があると、Smの価数を増加させることに繋がり
Sm^{2+} -> Sm^{3+} J=5/2 となり、これが磁気不純物のように振る舞う
トポロジカルな表面状態のきよは、サンプルの熱伝導を考えるときには無視できるので k(T) はバルクの影響を反映して絶縁体として振る舞う。
zone-grown されたサンプルについては磁場によって k が増加する振る舞いがみられたが、flux-grown されがサンプルについてはそのようなものは観測されなかった。後者については先行研究と同じ振る舞いをしている。
このようなサンプル依存性は、磁場によって k が増加することが外因性であることを示している(so?)
phononの散乱は何によっておこるか? phononは不純物の原子間エネルギーとマッチした時に強く散乱される。磁場はそのエネルギー準位をスプリットさせるので、磁場を上げるほどphononの散乱は起きにくくなる。
→phononの散乱が起きにくくなり、まっすぐ進むようになる、つまりphononのmfpが伸びる
キュービックな結晶なのに地場の方向によってkの大きさが変わってくる。これは地場の方向が変わると磁気不純物が変るから
覚えたこと
今日からショートカットを1つずつ覚えていこうと思う
HTML表示 : Ctrl + U
なんのUだろう
できなかったこと
はてなブログでtex記号を使うには
[tex:\zeta(s) = \sum_{n=1}^{\infty} \frac{1}{ns}]
とすればいい、みたいな記事を見かけたができなかった。